長谷川造園事務所

今日の一冊 2012/03/05

帝国ホテル・ライト館の謎 天才建築家と日本人たち 山口由美 集英社新書 660円+税

サイモン&ガーファンクルが初期の作品で「フランク・ロイド・ライト」を唄っていました。1970年代です。リアルタイムでこの唄を聴いていました。こんなに有名な建築家とは思いませんでした。日本で帝国ホテルを造っていたなんて、そしてそのホテルの開業の日に関東大震災が起きるとは。

ライトは日本に来るとき、アントニン・レーモンドを連れてきました。レーモンドを弟子と言う人がいますが、仲間のような協力者のような人です。ライトとレーモンドは帝国ホテル建設のとき喧嘩別れしてしまいます。レーモンドはそのまま日本に住み、建築事務所を開きます。その事務所で働いていたのが、若き杉山雅則氏です。私は武蔵野市吉祥寺南町の杉山邸で庭の仕事をしていました。杉山邸はコンクリの打ちっぱなしです。奥様はお茶の先生でした。もちろん茶室がありました。その茶室は「如庵」そっくりに造られていました。家の中は段が多くありました。私が何故こんなに段が多いのか杉山氏に尋ねました。すると、氏は「歳をとっても足腰が弱くならないように」と言いました。本当かどうか分かりませんが。

 

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