新・作庭記 丸山健二 文藝春秋 1714円+税 2009年5月発行 ISBN978-4-16-371380-9
作家がいかにして、庭作りに狂っていったか。克明に書き綴っています。おばちゃんたちの、ガーデニングを批判する。ガーデニングは作庭ではないと。返す刀で、現代の庭師たちを罵倒する。「腕のいい庭師が揃っていて、見てくればかりの形式主義に凝り固まった庭園しか見かけないのはなぜだろうか。日本庭園は、がちがちの形式主義に陥り、単に造形美を云々するばかりとなり、そして後退を始めたのだ。」造園業を営む者としては頭の痛くなる事が多々書いてあります。